いざ、盆栽アカデミーへ!
2017年5月13日
【盆栽アカデミー開校】
日本初の公的な盆栽の講座「さいたま国際盆栽アカデミー」が開校しました。民間の盆栽教室は色々ありますが、歴史や鑑賞方法などの座学と実技を体系的に学べるようなカリキュラムを組み、さいたま市が新規に開校して運営しています。場所は東京駅から40分弱、JR宇都宮線の土呂(とろ)という駅近くの「盆栽美術館」です。初日とあって、取材も入りました。(しまった。映像に耐える身繕いができとらん!)
今年4月には4年に一度の世界盆栽大会が28年ぶりに大宮で開催され、海外でもARTとして人気が高まっている"BONSAI"は、日本だと何故か「難しそう」「おじいちゃんの趣味」というイメージが先行しがちですが、きっともっと身近でオシャレなはずです。
開校のきっかけは、盆栽協会が盆栽師の後継者不足に憂いていたところ、盆栽の町を誇るさいたま市が「それでは後継者を集めるためにも広く盆栽のことを広めるためにも人材を育成しましょう」と応援し、とんとん拍子に「盆栽アカデミー」の構想が進んでいったそうです。
【期待感いっぱいの受講生たち】
受講生を公募したところ、第1期の定員40名に対し、約120名の応募があったそうで、抽選で「当選した方々は、残念ながら今回落選してしまった方々の分までしっかり受講してください」と盆栽美術館の方から開校式でお話がありました。ぱっと見、30代から70代くらいまで幅広い年齢層の男女が受講生として参加しています。
ちなみに、誰もが皆「初級コース」から始まります。全8回で3万1千円の受講料です。
【開校式】
大宮盆栽美術館:「皆さん、昨日からワクワクして眠れなかったんじゃないですか?」
一同:(笑)
筆者心の声: はい、そのとおりです!!もう、勢いあまって図書館で盆栽の本いっぱい借りちゃいました。(読んでないけど気合は十分!)
盆栽協会の会長、さいたま市局長、盆栽インストラクターの方々、盆栽美術館の方々のお話しが続き、多くの方々がこのアカデミーにご協力されて運営されることが伝わってきました。(これは真剣に受講しなければ申し訳ない)
【テキストも資料集も充実】
席に着くと、名札、ファイル、テキスト、参考書、歴史解説書、写真集といった立派な教材が用意されていました。さらに、大宮盆栽美術館の年間パスポートも!(すごい!さすが公的講座だ!)
さて、いよいよ講義開始です!