盆栽園ツアー!

さて、つづきの話をしましょう。

(諸事情により、更新するのが2週間ぶりになってしまいました。すみません。ようやく仕事がひと段落したので、ブログ再開です。よろしくお付き合いください。)

 【盆友ができました】

 さいたま国際盆栽アカデミーの開校中、インストラクターの先生がいつも「盆友(ぼんゆう)をつくりましょう」とお声がけくださっていましたが、クラスメートは互いに見知らぬ者同士、単にアカデミーで週一度同じ講義を受講するというだけの関係です。授業中は講義内容や実習に専念しているので世間話をする余裕もなく、さらに、個人情報に過敏な昨今、いきなり連絡先を伺うのも憚られます。というわけで、「盆友作りたいなぁ」とずっと思っていましたが、なかなかきっかけは作れないものです。

 とはいえ、私は長期間自宅を離れることがあるため、盆友を作っておくことが自分にとってもこれからお世話する盆栽ちゃんにとっても必須でした(保育園を探す親のようです)。そこで、勇気を出してグループでたまたまお隣の席に座られた方にご相談したところ、留守中預かってくださるとのこと。救いの神の出現に感謝感激です!では、連絡先を交換してくださいという流れになり、たまたま近くにいたアカデミーの仲間も加わり、SNSで繋がりました。今どきのコミュニティですね。

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【愉快な盆栽園ツアー】

 たまたま、SNSグループの中に既に盆栽をいくつもお持ちで詳しい受講生の方もいらっしゃいました。彼女のお声がけで、最終日の講義終了後に「盆栽園ツアーをやりましょう!」ということになりました。午前中で講義が終了するため、ランチをとった後で盆栽美術館から徒歩で回れる盆栽町にある盆栽園をいくつか周ることにしました。

 当日、ランチ場所(盆栽美術館の目の前の盆栽レストラン)で、偶然同じクラスの受講生と遭遇!席もいっぱいだったので、相席させていただきました。そして、ランチをご一緒させていただきながら盆栽園ツアーに勧誘(笑)し、総勢7名でプラプラと散策することになりました。

 盆栽町ができた当初からの風習で、盆栽園の入口は誰でも入れるように解放しておく決まりになっているので、いつでもふらっと立ち寄れるのが魅力です。予約も入場料も要りません。なんてすてきな風習でしょう。

盆栽園は中が撮影禁止なので、写真は外観だけとなりますが、それぞれ個性があるので盆栽園ごとに違うのが面白いのです。

では、今回のツアーで回ったところをご紹介いたします。

 

【蔓青園(まんせいえん)】

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まずは盆栽美術館に一番近い蔓青園から。いきなり道端に巨大な盆栽が!「なんじゃこりゃ!」です。驚いていたらそこが蔓青園さんでした。入るなり所せましと大きくて見事な盆栽たちがお出迎え。右も左も足元も盆栽だらけ!ちょうど盆栽師見習いの方が水やりをされているところでした。

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突然、どこからか「傘は窄(つぼ)めてください!リュックは手前にかけてください!」と注意の声がありました。私たちは、暑い日差しの中の街歩きのため、日傘やリュックを背負っていたので、慌てて従いました。そりゃそうですよね。傘やリュックが当たって盆栽が倒れて落ちてしまったら大変です。ひとつひとつが年数をかけた芸術作品ですから。

野趣あふれる作品を堪能し、数の多さと見事な仕立てに圧倒され、「買えないけど、すごいですねー」とため息をもらしながら次へ向かいました。

 

【盆栽四季の家】f:id:katsuo_24:20170731115805j:plain

7月の暑い日差しの中、ほっとする休憩場所です。緑の中に古民家風の建物があり、誰でも自由に入れます。ここで各自ペットボトルや水筒で持参した水分補給。盆栽園ツアーにちょうどよい休憩所です。

 

【清香園(せいこうえん)】

ここは、若手女性盆栽家として著名な山田香織さんが5代目園主の盆栽園です。入口がまるで京都のお茶屋さんみたいです。このままCM撮影できそうです。

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先に学んだので、皆リュックは手前に抱き、傘はたたんで園内を鑑賞します。可愛らしい小品盆栽がたくさんあり、その種類も松柏盆栽や雑木盆栽、草ものなど、多くの盆栽が並んでいます。ちゃんと季節を考えて並べていらっしゃるのでしょう、満開の花や青々した葉が目を引きました。

ここで欲しかった盆栽用具を購入し、ちょっと満足度アップ。盆栽園の方から「盆栽アカデミーに通ったの?羨ましい!」と言われて私たちはくすぐったくも嬉しい気持ちになりました。

ちょうど室内で盆栽教室の最中だったのですが、こちらの教室も生徒さんがいっぱいでした。

  

【九霞園(きゅうかえん)】

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こちらはうっかりしていると通り過ぎてしまうくらいひっそりと周囲に溶け込んでいる盆栽園です。主張せず、あるがままに、という空気が園全体に漂っています。実際、九霞園という看板より個人の表札の方が目立ちます。本当に普通の民家のお庭に入り込んだようでこちらも「勝手に入っていいの?誰もいないの?」という感じで私たちも遠慮がちに静かに鑑賞させていただきました。

他の園では見なかった蓮や変わった実物盆栽がとても個性を出していました。商売っけ全くありません。きっと、芸術家肌の園主さんなんでしょうね。

 

【芙蓉園(ふようえん)】

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そろそろ、盆栽園も見慣れてきました。さて、次は竹の生垣が涼しげで自然にふらりと引き込まれる芙蓉園さんです。こちらはとても鑑賞しやすく整えられた盆栽園です。私はいきなり入口に並べてある盆栽鉢に食いつきました(笑)。園内はすっきりと盆栽棚にある程度大きめの盆栽がずらりと並べられています。ひとつひとつ丁寧に管理されているのが分かります。盆栽ばかり見すぎてもうどれがどうなのかお腹いっぱい気味でしたが、私はお手頃価格の盆栽鉢(800円)をこちらで購入し、大満足でした。

 

【藤樹園(とうじゅえん)】

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さて、本日の盆栽園ツアーのしめくくりは、こちら。アカデミーのインストラクターの先生方が時々こちらでも教えていらっしゃるという藤樹園。入口はこれまでの盆栽園に比べて飾っていないというかユルイ感じです。私たちもアカデミーでお世話になり馴染んでいたせいか、「あ、これあの先生の盆栽かも?」などと、気軽に話かけさせていただきました。

なんと長野や東北からわざわざ盆栽の手入れを学ぶためにこちらまで通う愛好家の方もいらっしゃり、頭が下がる思いでした。

  

【授業後の盆友たち】

さて、アカデミー最終日に盆友がクラスに声をかけてくださったので、興味ある方々が次々とSNSで繋がりました。SNSのグループで、自分が持ち帰った盆栽の写真をアップする方や管理方法を紹介する方、手入れの悩みの相談や朝顔の話題など、楽しく交流を続けています。また盆友たちと中級講座で会えるのがベストですが、こればかりは分かりません。現代の盆友はネット上で繋がれるので場所を選ばないのが気軽ですね。