ひとりでできるもん

ちょっと習っただけで、初心者の私でも盆栽のハードルは格段にさがりました。やっぱり誰でもできるし楽しめる。後は失敗を恐れずに実践してみること。知識だけでなく、実際に手を動かしてやってみることで楽しさもより深くなるというものでしょう。

 

【出会った時が買い時!】

先日立ち寄った柳生博さんご家族が営まれている八ヶ岳倶楽部というところでは、色々なクラフト系の作品が販売されておりましたが、私の目を引いたのはやっぱり盆栽でした。盆栽アカデミーで習った盆栽の見方が活かされたかどうかは分かりませんが、欲しかったもみじの小品盆栽と、萩の苗、草もののベニチガヤの苗を購入しました。こういうものは出合った時が買い時でしょう。鉢に植えられている者より苗の方が断然安いので、鉢は別に購入し、宅配便で送ってもらいました。電車での移動の場合は有り難いサービスですね。

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指定した日時に丁寧に養生されて我が家に届きました。生もの扱いなんですね。いよいよ苗ちゃんたちの植え替えです。さて、がんばるぞー!

 

【グッズはぼちぼち揃えて】

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鉢選びや植え替えは盆栽の楽しみの一つでしょう。先日の盆栽園ツアーで先に購入していた鉢、今回の旅先で購入した苗と鉢、近所の100均で買った鉢底網、ホームセンターで買った針金、ネットで評判を見ながら買った用土など、ぼちぼち買い揃えていました。特に赤玉土は盆友からホームセンターでは盆栽用の良いものがないと聞いていたので、ネットのコメントを参考に買ってみました。しかし、小粒でもアカデミーで用意してくれたものより多少大きかったので、極小でも良いのかもしれません。いかに講義で使わせていただいた用土が良いものだったか改めて分かりました。土だけは多少値段が張っても良いものを使う方が良いですね。野菜も土づくりが大切なので、一緒です。

 

【実践で復習】

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まず、植え替える前に鉢と土の準備です。鉢底の穴にはネットを針金で固定します。そして、赤玉土と桐生砂を8:2で混ぜておきます。竹箸はコンビニ弁当についていたものが家にありました。道具もバッチリ!

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赤玉土の中粒は盆栽には大きすぎましたが、鉢底用として使うことにしました。まあ、こうした失敗も次への教訓です。大半は庭の園芸土として活躍してくれることでしょう。

 

【お色直しのビフォーアフター

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ポット苗の萩とベニチガヤを鉢に植え替えました。どうでしょう?鉢映りもなかなかいいじゃないかと、我ながら盆栽らしくなったと自己満足です。

実は後から盆栽の手入れの本を読んで、もっと萩の古い根は切り落としても良かったのかも、、と思いましたが、それはまた次回の課題とします。

 

【買ったはいいが、置き場所は?】

盆栽愛好家の心理が少し分かってきたような気がします。楽しくてつい新しい盆栽ちゃんの仲間を増やしてしまうものなのですね。それゆえ、置き場も増設しなければならなくなります。本で読んだり盆栽美術館や盆栽園で観察したところ、今回買ったもみじは夏の直射日光には弱いようです。遮光のためのネット(寒冷紗)を設置する場所も悩みましたが、ちょうど我が家の庭には山芋君がツルを元気に伸ばしてグリーンカーテンとなっています(朝顔でもゴーヤでもなく、我が家では山芋なのです)。そこで、それを利用し、日が当たる場所には直射日光に強い五葉松と石榴、グリーンカーテンの内側にもみじを置いてみました。うまい具合にポジショニングできました。目測で遮光率約60%です。(笑)

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【自己流盆飾り】

ちょうど翌日に来客の予定でした。客が来るとなると急に掃除をするものですが、良い機会ととらえてお片付け。(普段からできていればいいのですが。。)

今は夏、季節感を出してみようとチャレンジです。

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卓(しょく)を買って置き場所を確保する余裕は我が家にはないため、以前100均で買った竹のマットを敷き、主役のベニチガヤを置いてみました(植え替えたベニチガヤは夏草です)。引出物のカタログから選んだ南部鉄の高炉を先日購入した地板っぽいメノウの板の上に置き、駿河竹千筋細工の工房体験で作った虫かごを配置してみました。

正統派の盆飾りからは崩れており、ちょっと竹の明るい色が浮いていますが、そこはご愛敬。

玄関の靴箱の上が急にオシャレな空間となりました。身近な安いものだけでもできるものですね。

初心者の道具揃え

できるだけ安くて良いものから始める。これは、誰でも思うところでしょう。盆栽の道具も色々あるようですが、最低限で始めたいものです。色々悩みながら少しずつ揃えていくのも面白いものです。

 

【馬鹿と鋏ではなく】

まずは必須の道具である鋏(はさみ)ですが、今はネットでもホームセンターでも色々揃っています。色々ありすぎてどれが良いのか迷ってしまいます。でも、1本ずつバラで買って揃えるより、盆栽美術館で「初心者向け盆栽道具セット」を購入するのがお得と判断しました。

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こちらのセットで9,800円です。鋏だけは枝葉を痛めないようにスパッと切れる良いものを選ぶことが肝心だとインストラクターの先生がお話しされていたので、きちんと選びたいと思っていました。これまでの人生経験で、刃物だけは良いものを選ばないと後悔することを学んでいたので、いくら初心者でも100円の鋏は買いません。プロも道具にはこだわりますから、使いようでどうにもなるものではないということでしょう。

 

 【これは安くても大丈夫】

次は、盆栽置き場です。盆栽アカデミーに通いながら、五葉松と石榴の2鉢を自宅に持ち帰ることができると分かっていたので、どこに置こうか、置き方はどうしようか、、としばらく悩んでおりました。

日曜大工で棚を作れたらいいのですが、大工道具もないし、面倒くさい。「ええい、材料見ながら考えよう!」と、ホームセンターに出かけてちょうどサイズが良さげな縁台を見たり、出来上がっている机を見たり、スノコを物色したり。結局、ブロック(1個180円程度)をいくつかと、檜板の端材(1枚150円程度)を組み合わせて置くのが最安値かつ簡単設置、レイアウト変更も自由!と三拍子揃うので、この路線に決めました。せめて少しオシャレにしたくて、オレンジ色のブロックにしました。私は十分悩んだのですが、盆栽をお持ちの方は、このようなスタイルで置き場を作っているケースが多いのだと後で知りました(笑)

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設置場所は、軒下付近が一番目が届きやすく、日当たりが良くて西日も当たらないので、我が家の盆栽たちにとってのベスポジだと思いました。軒先というのは、奇しくもアカデミーの講義で紹介していただいた鎌倉時代からの絵巻にある通りの置き場所です。古から同じ趣向っていうだけで、なんだか嬉しいです。しかし、おっとまてよ。そこは既に植えてあった直植えの山芋ちゃんたちの住処です。ここはダメかと思いましたが、高めの場所がお好みの盆栽ちゃんと、地下とツルで生息する山芋ちゃんは、高層住宅方式で共存できると判明、つるに影響が無いよう、設置できました。こうして、五葉松くんと石榴ちゃんの新居が完成です!

 

【盆栽鉢だって欲しくなる】

盆栽園ツアーに行った際、盆栽たちは高価で手が出なかったものの、小さな盆栽鉢を購入しました。このような形の鉢は見たことが無かったので、思い立ったら吉日、800円でお買い上げ~。さーて、何を植えようか、イメージを膨らませてウキウキです。

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肥料と肥料入れもついでに購入しました。肥料入れは初めて見ましたが、販売していた盆栽園の方に聞くと、「苔を貼った盆栽は、肥料を直に置くと苔が肥料で痛んでしまうことがあるので、これに入れるといいんです」 とのこと。今後のために備えてということで、すぐには出番が無さそうですが買っちゃいました。

 

【そして留守番チャレンジ】

さて、私は泊りがけで出張のスケジュールとなってしまいました。帰省も旅行もしたいので、盆栽ちゃんたちに留守番慣れしてもらわなくてはなりません。これも、講義で教えていただいたように、100均で購入したトレーに水をはり、タオルで根元を鉢ごと覆い、風呂場に置いて出かけました。

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7月中旬という暑い最中でしたが、3泊4日して自宅に帰った時、見た目盆栽たちは大丈夫でした。しかし、五葉松のトレーは水が無くなっており、石榴のトレーは水がわずかですが臭いがして、トレーもぬめりがあったので焦りました。こりゃいかん!!すぐに盆栽たちを外に出して水をシャワーでたっぷりかけて古い水を流しました。先生が仰っていた通り、3日が限度だと思いました。ごめんね、石榴ちゃん。いい加減な主人のもとで、強く生きるのだぞ!

 

【旅先でも盆栽グッズ】

出張ついでに清里に立ち寄りましたが、観光地で露天商が天然石を売っていました。女の子に人気の綺麗な石のアクセサリーが売られている片隅で、石の板があるじゃないですか。私の目を引いたのが、この茶色の薄い板状の石。めのうだそうです。

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天然石ですが、私には小物盆栽の下に敷く「地板(じいた)」に見えて仕方ありませんでした。ええい、ここで出会ったのも運命だと1,000円で買いました。

また、別の場所では盆栽の苗が販売されているところも通りかかり、これまた苗を衝動買い。鉢に入った盆栽を購入すると高いのですが、苗は数百円で買えるので手が出やすいのですね。ああ、こうして増えていくんですね、、ミニマリストにはなれそうもありません。。

 

 

盆栽園ツアー!

さて、つづきの話をしましょう。

(諸事情により、更新するのが2週間ぶりになってしまいました。すみません。ようやく仕事がひと段落したので、ブログ再開です。よろしくお付き合いください。)

 【盆友ができました】

 さいたま国際盆栽アカデミーの開校中、インストラクターの先生がいつも「盆友(ぼんゆう)をつくりましょう」とお声がけくださっていましたが、クラスメートは互いに見知らぬ者同士、単にアカデミーで週一度同じ講義を受講するというだけの関係です。授業中は講義内容や実習に専念しているので世間話をする余裕もなく、さらに、個人情報に過敏な昨今、いきなり連絡先を伺うのも憚られます。というわけで、「盆友作りたいなぁ」とずっと思っていましたが、なかなかきっかけは作れないものです。

 とはいえ、私は長期間自宅を離れることがあるため、盆友を作っておくことが自分にとってもこれからお世話する盆栽ちゃんにとっても必須でした(保育園を探す親のようです)。そこで、勇気を出してグループでたまたまお隣の席に座られた方にご相談したところ、留守中預かってくださるとのこと。救いの神の出現に感謝感激です!では、連絡先を交換してくださいという流れになり、たまたま近くにいたアカデミーの仲間も加わり、SNSで繋がりました。今どきのコミュニティですね。

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【愉快な盆栽園ツアー】

 たまたま、SNSグループの中に既に盆栽をいくつもお持ちで詳しい受講生の方もいらっしゃいました。彼女のお声がけで、最終日の講義終了後に「盆栽園ツアーをやりましょう!」ということになりました。午前中で講義が終了するため、ランチをとった後で盆栽美術館から徒歩で回れる盆栽町にある盆栽園をいくつか周ることにしました。

 当日、ランチ場所(盆栽美術館の目の前の盆栽レストラン)で、偶然同じクラスの受講生と遭遇!席もいっぱいだったので、相席させていただきました。そして、ランチをご一緒させていただきながら盆栽園ツアーに勧誘(笑)し、総勢7名でプラプラと散策することになりました。

 盆栽町ができた当初からの風習で、盆栽園の入口は誰でも入れるように解放しておく決まりになっているので、いつでもふらっと立ち寄れるのが魅力です。予約も入場料も要りません。なんてすてきな風習でしょう。

盆栽園は中が撮影禁止なので、写真は外観だけとなりますが、それぞれ個性があるので盆栽園ごとに違うのが面白いのです。

では、今回のツアーで回ったところをご紹介いたします。

 

【蔓青園(まんせいえん)】

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まずは盆栽美術館に一番近い蔓青園から。いきなり道端に巨大な盆栽が!「なんじゃこりゃ!」です。驚いていたらそこが蔓青園さんでした。入るなり所せましと大きくて見事な盆栽たちがお出迎え。右も左も足元も盆栽だらけ!ちょうど盆栽師見習いの方が水やりをされているところでした。

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突然、どこからか「傘は窄(つぼ)めてください!リュックは手前にかけてください!」と注意の声がありました。私たちは、暑い日差しの中の街歩きのため、日傘やリュックを背負っていたので、慌てて従いました。そりゃそうですよね。傘やリュックが当たって盆栽が倒れて落ちてしまったら大変です。ひとつひとつが年数をかけた芸術作品ですから。

野趣あふれる作品を堪能し、数の多さと見事な仕立てに圧倒され、「買えないけど、すごいですねー」とため息をもらしながら次へ向かいました。

 

【盆栽四季の家】f:id:katsuo_24:20170731115805j:plain

7月の暑い日差しの中、ほっとする休憩場所です。緑の中に古民家風の建物があり、誰でも自由に入れます。ここで各自ペットボトルや水筒で持参した水分補給。盆栽園ツアーにちょうどよい休憩所です。

 

【清香園(せいこうえん)】

ここは、若手女性盆栽家として著名な山田香織さんが5代目園主の盆栽園です。入口がまるで京都のお茶屋さんみたいです。このままCM撮影できそうです。

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先に学んだので、皆リュックは手前に抱き、傘はたたんで園内を鑑賞します。可愛らしい小品盆栽がたくさんあり、その種類も松柏盆栽や雑木盆栽、草ものなど、多くの盆栽が並んでいます。ちゃんと季節を考えて並べていらっしゃるのでしょう、満開の花や青々した葉が目を引きました。

ここで欲しかった盆栽用具を購入し、ちょっと満足度アップ。盆栽園の方から「盆栽アカデミーに通ったの?羨ましい!」と言われて私たちはくすぐったくも嬉しい気持ちになりました。

ちょうど室内で盆栽教室の最中だったのですが、こちらの教室も生徒さんがいっぱいでした。

  

【九霞園(きゅうかえん)】

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こちらはうっかりしていると通り過ぎてしまうくらいひっそりと周囲に溶け込んでいる盆栽園です。主張せず、あるがままに、という空気が園全体に漂っています。実際、九霞園という看板より個人の表札の方が目立ちます。本当に普通の民家のお庭に入り込んだようでこちらも「勝手に入っていいの?誰もいないの?」という感じで私たちも遠慮がちに静かに鑑賞させていただきました。

他の園では見なかった蓮や変わった実物盆栽がとても個性を出していました。商売っけ全くありません。きっと、芸術家肌の園主さんなんでしょうね。

 

【芙蓉園(ふようえん)】

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そろそろ、盆栽園も見慣れてきました。さて、次は竹の生垣が涼しげで自然にふらりと引き込まれる芙蓉園さんです。こちらはとても鑑賞しやすく整えられた盆栽園です。私はいきなり入口に並べてある盆栽鉢に食いつきました(笑)。園内はすっきりと盆栽棚にある程度大きめの盆栽がずらりと並べられています。ひとつひとつ丁寧に管理されているのが分かります。盆栽ばかり見すぎてもうどれがどうなのかお腹いっぱい気味でしたが、私はお手頃価格の盆栽鉢(800円)をこちらで購入し、大満足でした。

 

【藤樹園(とうじゅえん)】

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さて、本日の盆栽園ツアーのしめくくりは、こちら。アカデミーのインストラクターの先生方が時々こちらでも教えていらっしゃるという藤樹園。入口はこれまでの盆栽園に比べて飾っていないというかユルイ感じです。私たちもアカデミーでお世話になり馴染んでいたせいか、「あ、これあの先生の盆栽かも?」などと、気軽に話かけさせていただきました。

なんと長野や東北からわざわざ盆栽の手入れを学ぶためにこちらまで通う愛好家の方もいらっしゃり、頭が下がる思いでした。

  

【授業後の盆友たち】

さて、アカデミー最終日に盆友がクラスに声をかけてくださったので、興味ある方々が次々とSNSで繋がりました。SNSのグループで、自分が持ち帰った盆栽の写真をアップする方や管理方法を紹介する方、手入れの悩みの相談や朝顔の話題など、楽しく交流を続けています。また盆友たちと中級講座で会えるのがベストですが、こればかりは分かりません。現代の盆友はネット上で繋がれるので場所を選ばないのが気軽ですね。

ああ、初級コースも最終日。

2017年7月8日 第8回目の授業                  初回はこちら

【講義】盆栽飾りの基礎知識

講師:日本盆栽協会インストラクター 原先生、風見先生、昼間先生

 

5月に始まった盆栽アカデミー初級コースも今日で最終日です。皆、口には出しませんが、とても名残惜しく感じています。それだけ毎回充実した講義と実技のカリキュラムだったということです。

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さて、今回は皆の席にこれまでの講義で各自が手入れをした盆栽が並べられており、グループワークのようです。原先生の解説に続き、昼間先生がご自身の作品を使って飾り方をデモしてくださいました。

【ARTの世界】

盆栽というと、その樹形ばかりに目が行きそうですが、「盆栽を飾る」というのは、鉢や苔、盆栽を乗せる台(=卓)、空間と、全体の調和をとりつつ、まさに盆栽をART(芸術)という世界に高める作業です。

まず、卓(しょく)と呼ばれる脚付きの文机のような台に主役となる盆栽を乗せます。

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この時、どんな卓でも良いわけではなく、どっしりとした大地から生えているような姿の盆栽か、崖から垂れ下がるように作ったものかという盆栽の樹形や繊細さなど、主役の盆栽に釣り合う卓を選びます。卓が盆栽より主張しないように気を付けます。

上の写真の奥にある、高卓(こうしょく)と呼ばれる高さがあるものは、高い山をイメージしています。これは、懸崖(けんがい)と呼ばれる、幹や枝が垂れ下がったものに合います。 f:id:katsuo_24:20170718101936j:plain

上の写真の根卓(ねじょく)と呼ばれる卓は、一見して独特な有機的な曲線でできていますが、これは、一本の木から透かし彫りで作ったものだそうです。これは素人がぱっと見ただけでもとても高そうです!

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地板(じいた)と呼ばれる平らで薄い艶のある板は、主役の盆栽に脇にちょこんと置かれる「添え」の盆栽を置くために用いられることが多いそうです。

飾るためのわき役にもこんなに種類があるんですねー。舞台ならさながら大道具さんでしょうか。

 【飾り方の手順】

まず、主役の盆栽(主木:しゅぼく)に合う卓を選び、盆栽の流れ(盆栽を正面から見たときの風を受けたような枝ぶりの方向)や席(せき)全体の幅や奥行を考えながら配置します。

席というのは、盆栽を飾るスペースのことで、この空間全体を「調和」を重視して飾っていくのです。(下の写真は、「空間」を見た目で分かりやすくするために、原先生が輪を用いて解説してくれているところ)

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次に「下草(したくさ)」を盆栽の脇に置きますが、これは主役の盆栽の流れを受けるように配置します。

面白いのは、盆栽も短歌と同様、季節感を出すために、その季節にあった下草を選ぶようにします。松には季節がないので、この下草や地板で季節感を出すのがポイントのようです。下の写真は下草の一例です。

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あくまで主木が目立つように飾るようにするため、主木の鉢の形や色も気を付けながら、わき役は主張を押さえた控えめな感じで選びます。草にも正面や左右があるようなので、それぞれ見極めて配置します。

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こちらは文人木(ぶんじんぎ)の飾り方。先の懸崖(けんがい)のものとは違った飾り方になります。

全体の調和をみながら、「空間の美しさを表現する」というのは、いかにも日本的な美に対する考え方ですね。

 【舞台に上がる前のお化粧】

さあ、主役の盆栽を舞台に上げる前に、お化粧を施します。まずは鉢の汚れを菜種油(なたねあぶら)を布につけて拭き取ります。菜種油は高価だそうで、身近で代用できるものとしてはベビーオイルで可能だとのこと。これならすぐ入手できますね。また、苔は、自然に盆栽鉢に生えるのかと思っていましたが、実はあとからお化粧のように張り付けるのだそうです。自然に見えるように苔をはるというのも、腕なのでしょうね。美人さんのお化粧のように、これまですっかり騙されていました。

【グループで集大成の席飾り】

グループに分かれて、それぞれ誰のどの盆栽を主木にするか決め、席飾りを皆で考えて発表するということになりました。

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限られた時間の中で、卓や地板、下草など自由に選び、2点飾り(主木と下草の2点)なのか3点飾りにするかなど、それぞれ話し合いながら決めていきます。

そうして、順に発表していきました。皆それぞれインストラクターの先生から寸評をいただきながら、他のグループの席飾りを「なるほどねぇ」と感心しながら楽しみました。

 【修了式】

毎回楽しみだった全8回の初級コースも今日で終了です。受講生一人ずつ、さいたま市大宮盆栽美術館の館長から、さいたま市長が発行した終了証が手渡しされました。公的講座ということを実感し、受講生一同背筋もピンとなりました。

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さて、初級のあとはやっぱり中級に進みたくなるのが自然な成り行きです。ほとんどの受講生が中級コースを希望しています。しかし、講師や会場のご都合もあるのでしょう、抽選で初級コースの半分の人数の20人しか枠がありません。希望者全員受講できるようにビデオやチャットのアプリを使ってサテライト講義やってほしいところですが、運営に負担がかかるようなわがままも言えません。くじ運が良いことを祈るばかりです。

 【さて、ブログの行方は?】

授業も無くなっちゃうしブログどうしようかなぁ、と思っていましたが、講師の勧めもあり、有難いことにこの講座を通じて盆友(ぼんゆう)ができました。せっかくなので、盆友たちとの交流や疑問、挑戦の話や、アカデミーから自宅に持ち帰った盆栽たちの成長も見守るため、素人の奮闘記を不定期で継続しようかと思います。引き続きお付き合いいただけますと幸いです。

 

【授業後のお庭】

初級コースの最終日なので、美術館のお庭全体の写真を選びました。ちょっとジオラマみたいにトイモードで撮ってみました。

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東京都内の中心部ではないものの、さいたま市大宮盆栽美術館には実に多くの海外からの観光客がいつも訪れています。受付の方も多国語対応サラッとこなされていてカッコいいです。

また、観光客だけでなく、盆栽園で何人も外国籍の方々が盆栽師の見習いとして働かれています。私たちよりずっと先輩です!本当に世界に広がるBONSAI文化ですね。

アカデミー卒業生(まだ初級ですが)として、気軽に盆栽を楽しむことを引き続き伝えていきたいと思います。

 

江戸時代に渡来植物?

2017年7月1日 第7回目の授業                   初回はこちら

【講義】江戸園芸文化史       

講師:園芸文化協会 理事 椎名和美 先生

 

夏です。暑いです。でも、そんな暑さにも負けず、受講生たちは盆栽アカデミーが楽しみで毎回通っています。今日は先週の盆栽の歴史の中でも、日本で様々な園芸文化が一気に花開いた江戸時代のお話しです。

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先生は、重鎮の椎名先生。もう立ち姿が粋な江戸っ子みたいです。(ご出身は存じておりませんので、勝手なイメージですみません)

テキストやスライドには貴重な資料がふんだんに盛り込まれているのですが、もったいつけているわけではなく、著作権の問題もあるので、ここでは掲載いたしません。

 

 【日本の園芸ってやっぱり特殊?】

世界と日本の園芸文化の中世から近代までの比較のお話しは、とても珍しく、初めて聞くお話しでした。大きく分けると、日本の園芸文化は中国の流れから、欧米の園芸文化はギリシャや地中海沿岸部など西アジアの流れからの2つに分けれられます。

そして、江戸時代は、奈良時代安土桃山時代に渡来した植物の数の約2.5倍の240種類の渡来植物があるそうです。すごいです!どこが鎖国だったんでしょう!

日本人は品種改良が得意だったようで、江戸時代の方々が改良を熱心にされたことが、現代の様々な日本の園芸文化に繋がってくるのです。

 

【江戸時代の賑わいが聞こえてきそう】

もともと、いけ花や盆栽は高貴な方々の間で人気があったようですが、徳川三代将軍の花や盆栽好き「花癖(かへき)」という嗜好が大名や旗本に伝播(でんぱ)し、当時の参勤交代という制度が相まって、植木屋も誕生、徐々に庭園都市を醸成したという、なんとも自然な流れがそこにはありました。

さらに、京で形成された文化サロンで、池坊専好(いけのぼうせんこう)が立ち上げた「立花の会(りっかのかい)」によって全国にいけ花が広まっていくことになりました。

 

【そして世界に日本の植物が】

また、シーボルトやフォーチュンなどが日本の植物をヨーロッパに持ち帰ったことも世界に日本の植物が広まったきっかけだったようです。

地域や年代、性別に関係なく、植物に興味があって園芸が好きな人は多かったんですね。

 

【どこまで品種改良。。】

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さて、教室に入った時から気になっていた、講師の脇に並んだ朝顔の苗。(盆栽についてはまだ知識は浅いけれども、さすがに朝顔の苗だってことは、分かります)

これは、江戸時代に盛んに品種改良が行われた流れで、現代でも残っている変わった品種だそうです。現代の変化あさがおには二系統あり、一つは生木系統、もう一つは出物系統だそうです。

先生は、講義中にクイズを出して、正解者にこの珍しいあさがおの種をプレゼントしてくれるという、皆がやる気になる粋なブレイクタイムを設けてくれましたが、結局全員にプレゼントしてくださいました。とても優しいダンディーな先生です。

この翌週末に入谷のあさがお市が開催されたので、行かれた方も多かったことでしょう。

 

【授業後の美術館】

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これぞ、ザ、真柏(しんぱく)!推定樹齢100年、文人木(ぶんじんぎ)という作り方です。

盆栽について全く無知のときは、花が咲く小さな盆栽や、庭木としても大好きなモミジが好きでしたが、色々見ているうちに、この真柏という種類の盆栽に強く惹かれるようになってきました。

いつかは真柏。。と、野望を燃やすのでありました。

 

 

浮世絵の盆栽探しは、いとをかし

 2017年6月24日 第6回目の授業                  初回はこちら

【講義】盆栽の歴史

講師:学芸員 田口 文哉 先生

 

今日は盆栽の歴史の講義です。実習の講義とがらり雰囲気は変わりますが、盆栽の歴史を研究者から教えていただくという講座は巷の盆栽教室では聞かないので、大変貴重な機会です。

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教室に入ると、前にはずらりと盆栽に関する図書が並べてありました。美術館所蔵の貴重な資料で、絶版となっているものも多いようです。研究者の方々にはたまらなく魅力的な本ばかりなのでしょう。さて、初心者の私も講義からそのエッセンスを少しでも吸収できるでしょうか。

 【イケメン先生、前振りなしで切り込みです!】

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「みなさんは『盆栽』を人にどのように説明しますか?」と、いきなり質問からスタート。当てられました(汗)。「では『鉢植』との違いは?」と次の受講生を指していきます。さすが講義慣れしていらっしゃる先生、私たちの答えをきちんと拾ってスムーズに話を続けてくださいます。ホッ。漢字の成り立ちを丁寧に教えていただきました。

詳しくは省略しますが、一つ一つに意味があります。漢字を分解して意味を統合すると、盆栽は「浅い皿に木を体裁よく切って整えてうえたもの」となり、鉢植は「深い皿にまっすぐに木をうえたもの」となるそうです。正に名は体を表すです。

 【盆栽のルーツは中国?!】

「では、盆栽のルーツを辿っていきましょう」と、多くの貴重な資料のスライドを使って、歴史を紐解き、流れるように説明してくださいます。

 本日のテキスト「盆栽の物語」(さいたま市大宮盆栽美術館発行、カラー32ページ、300円)は、図録をカラーでふんだんに載せてあり、コンパクトに古代から現代までのを解説してある薄くて読みやすい冊子で、初学者の入門図書として最適です。初回講義のときにいただいてすぐ読んであったので、少し予習できた感じです。興味ある分野だと予習も自然にするものです(苦笑)

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歴史を遡ると、一番古くは中国で1300年前の8世紀、壁画に上記写真(テキスト表紙)の絵が描かれており、これが盆栽のルーツなのではないかといわれているそうです。盆栽アカデミーの講座を受講するまで日本が盆栽の発祥地だと思っていたのでそれだけでも驚きでした。

また、中国での最古の文献は15~16世紀の中国で「盆景(ぼんけい)」という記述がみられるだけで、他の資料は残念ながら現存していないようです。

一方、日本では、14世紀(700年前)の鎌倉時代以降の絵巻物に盆栽の絵が登場しています。また、呼称としての紹介は、「Bonsan」としてポルトガルの宣教師が16世紀(500年前)の室町時代に日本語辞典で紹介したとのこと。「盆仮山(ぼんかざん)」→「盆山(ぼんさん)」「鉢木(はちのき)」→「盆栽(ぼんさい)」と呼称の変遷を歴史や絵画、文献資料で説明してくださいました。学芸員の先生は、古文書の漢字や、のたくったような文字をさらりと読んでしまうところがかっこいいです。真似したくても全く読めません。

 【浮世絵や能にも「盆栽」が登場】

今日の講義の私が一番好きだった部分は、浮世絵の中の盆栽探しです。これまで浮世絵は、ただ「いいなあ、洒落てるなあ」と鑑賞していたくらいでしたが、よく見ると盆栽があちこちに。さらに描かれた人物の目線や歌にも意味が。もっと色んな浮世絵で盆栽探しをしたくなりました。とても面白いです!

 【江戸から現代へ】

江戸時代末期に、現代のように床の間に盆栽が飾られるようになったようですが、西の文化「茶の湯」「いけばな」に影響を受けて江戸で「煎茶」「盆栽」が流行ったという流れも面白いです。煎茶会という京都や大阪で当時流行ったサロンも盆栽が普及するきっかけとなったようです。

明治時代は「文人木(ぶんじんぎ)」というひょろっとした形の盆栽が風流だとされました。それが時代と共に自然の樹形を好むように変わってきたとのこと。

奥が深い盆栽の歴史をタイムマシンに乗ったように教えていただき、実技で盆栽の手入れを学ぶだけでなく、盆栽の知識が急に厚みを増したように感じました。

講義の翌日に古本屋の前を通る機会があったので、つい盆栽に関係ありそうな古い本を探して、室町時代の絵に盆栽が描かれているのを発見し、一人でニヤリと喜んでおりました。

 

【授業後のお庭】 

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盆栽たちは夏仕様に日よけを作ってもらっています。遮光率は70%くらいだとか。メモメモ。自宅に盆栽を持ち帰って管理するために色々参考にさせていただきます。私の目指すところは「素人が簡単に世話をする」です。

 

鉢映りが良い。なんと美しい響き。

2017年6月17日 第5回目の授業                  初回はこちら

【講義】盆栽の管理・育成の基礎知識

講師:盆栽インストラクター  原先生、風見先生、昼間先生

 

初級講座も今日から後半スケジュールに入りました。盆栽アカデミーの受講生は皆さんとても熱心で全員が毎回ほぼ無欠席で参加されています。皆さん熱心ですねー。きちんとカリキュラムを組まれて、毎回新しい内容をどんどん教えてくださるアカデミーに感謝です。盆栽のような長い歴史のある職人技の世界では「技は見て盗むもの」という文化だったことでしょう。確かに、奥が深い世界なので、一朝一夕に習得するのは無理ですが、学びのきっかけになる場を与えていただけるというのは非常に有難いです。 

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本日も講師の先生が育てていらっしゃる貴重な素材をご用意くださっているので、実習を交えた講義で贅沢です。鉢の置き場所、水やりのタイミングと方法、土の配合や肥料の与え方、病害虫の予防と対処方法を駆け足で教えていただきました。

 前回までの講義で剪定を行った五葉松と植え替えを行った石榴(ざくろ)では、それぞれ剪定方法や肥料を与えるのに適した時期があります。こうした樹種(じゅしゅ)による剪定方法や植え替え時の根の扱い方、肥料の種類などは専門家に教えていただくのが一番の早道で、本の解説や写真ではなかなか分かりにくいのですが、きっと公的な盆栽相談イベントや民間の盆栽教室でも教えてくれる機会があると思います。

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【直置き禁止!水やりはこまめに】

置き場は屋外の日当たりと風通しの良いところに60cm程度の高さの棚を置くようにします(上の写真は、最低でもこの程度のものを揃えるようにと安上りに置き場を確保する方法を教えてくださいました)。地面には置かないように注意します。なぜだろうと思っていましたが、鉢底の穴から水がちゃんと抜けて目詰まりを起こしにくくし、風通しを良くすることが盆栽の健康には良いようです。

そして、肥料を置く場所は幹の根元近くではなく、根元からなるべく遠い鉢の縁側に4つほど置きます。(見た目は動物のフンみたいです)

水やりは毎日(夏場は朝晩)行うのが基本ですが、旅行等で水をあげられない日は、2~3日であれば、風呂場に置いて濡れたタオルで根元を土ごと覆ってあげれば大丈夫なようです。

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前回までに手入れを行った盆栽を、講座終了後は各自自宅で管理するので、ちゃんと聞いておかないと!

 【目利きができるか、盆栽鉢鑑定はいかに?】

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今日は教室にずらっと鉢が並んでいます。鉢の形状や色、釉薬(ゆうやく)の有無など様々です。

松柏盆栽は泥物(でいもの)鉢、雑木盆栽には釉薬鉢を合わせます。これは、それぞれの樹種を引き立たせるようにそれらの鉢が良いとされているからです。花や実がなる雑木盆栽は、その花や実の色を引き立たせるために花や実と同色は避けるようにします。

このように鉢を樹種によって選ぶことを「鉢合わせ(はちあわせ)」と言うそうです。いずれの盆栽も、木に対して小さくて薄いものを使うことがポイントです。そうすることで、木が相対的に大きく見えるのですね。

そして、盆栽同様古いものに価値があるようで、中でも江戸時代や明治時代といった古い時代に中国から渡ってきたものは大変な値打ちものだそうです。で、教室に並んでいる中で、一番高価な鉢があるとのことでしたが、いくらかは教えていただけませんでした。そこ気になります(笑)

また、樹と鉢の調和が良い様子を「鉢映り(はちうつり)」というそうです。響きがなんとも雅な感じですね。盆栽を鑑賞しながらこんな言葉がさらりと出るようになってみたいものです。

 【赤松の手入れ】

さて、実習は赤松です。「短葉法(たんようほう)」と呼ばれる剪定方法で、これは黒松や赤松で行われますが、6月にしかやらない作業だそうです。また、懸崖(けんがい)作りのものは、垂れ下がっている一番下、つまり根元から一番遠い部分から徐々に芽切りを行います。5日~7日ほど経ってから根本の方の芽切りを行うそうです。一度にダメージを与えないためでしょう。前年に肥料をたっぷりあげておくことも必要だとのこと。

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先日の講義で五葉松の剪定を行いましたが、大きな違いは、その芽の出方によります。赤松や黒松は軸が緑色の柔らかい新芽が長くニョキっと出るため、この部分を選定しないと大きくボサボサになってしまうのです。五葉松は新芽の長さが短いので、そこまでやらなくてよいとのこと。同じ松柏盆栽でも手入れ方法が違うのですね。

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写真が暗いのですが、Before(写真左)とAfter(写真右)は芽切りをしてボサボサ感が減ったのが分かりますでしょうか。

6月だけでなく、季節に応じた手入れ方法があるので、それもレジュメで図解してくださっています。受講生たちにとってレジュメは宝物です。

 

【授業後のお庭】

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この五葉松は直幹(ちょっかん)という造り方ですね。空に向かって真っすぐ堂々とした風貌です。立ち上がり(根から幹の部分)から上に行くにしたがって徐々に細くなっていきます。これをコケ順が良いといいます。言葉の由来は「頬がこける」から来ているとか。私の解説もだんだんそれっぽくなってきました(笑)