ひとりでできるもん

ちょっと習っただけで、初心者の私でも盆栽のハードルは格段にさがりました。やっぱり誰でもできるし楽しめる。後は失敗を恐れずに実践してみること。知識だけでなく、実際に手を動かしてやってみることで楽しさもより深くなるというものでしょう。

 

【出会った時が買い時!】

先日立ち寄った柳生博さんご家族が営まれている八ヶ岳倶楽部というところでは、色々なクラフト系の作品が販売されておりましたが、私の目を引いたのはやっぱり盆栽でした。盆栽アカデミーで習った盆栽の見方が活かされたかどうかは分かりませんが、欲しかったもみじの小品盆栽と、萩の苗、草もののベニチガヤの苗を購入しました。こういうものは出合った時が買い時でしょう。鉢に植えられているものより苗の方が断然安いので、鉢は別に購入し、宅配便で送ってもらいました。電車での移動の場合は有り難いサービスですね。

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指定した日時に丁寧に養生されて我が家に届きました。生もの扱いなんですね。いよいよ苗ちゃんたちの植え替えです。さて、がんばるぞー!

 

【グッズはぼちぼち揃えて】

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鉢選びや植え替えは盆栽の楽しみの一つでしょう。先日の盆栽園ツアーで先に購入していた鉢、今回の旅先で購入した苗と鉢、近所の100均で買った鉢底網、ホームセンターで買った針金、ネットで評判を見ながら買った用土など、ぼちぼち買い揃えていました。特に赤玉土は盆友からホームセンターでは盆栽用の良いものがないと聞いていたので、ネットのコメントを参考に買ってみました。しかし、小粒でもアカデミーで用意してくれたものより多少大きかったので、極小でも良いのかもしれません。いかに講義で使わせていただいた用土が良いものだったか改めて分かりました。土だけは多少値段が張っても良いものを使う方が良いですね。野菜も土づくりが大切なので、一緒です。

 

【実践で復習】

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まず、植え替える前に鉢と土の準備です。鉢底の穴にはネットを針金で固定します。そして、赤玉土と桐生砂を8:2で混ぜておきます。竹箸はコンビニ弁当についていたものが家にありました。道具もバッチリ!

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赤玉土の中粒は盆栽には大きすぎましたが、鉢底用として使うことにしました。まあ、こうした失敗も次への教訓です。大半は庭の園芸土として活躍してくれることでしょう。

 

【お色直しのビフォーアフター

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ポット苗の萩とベニチガヤを鉢に植え替えました。どうでしょう?鉢映りもなかなかいいじゃないかと、我ながら盆栽らしくなったと自己満足です。

実は後から盆栽の手入れの本を読んで、もっと萩の古い根は切り落としても良かったのかも、、と思いましたが、それはまた次回の課題とします。

 

【買ったはいいが、置き場所は?】

盆栽愛好家の心理が少し分かってきたような気がします。楽しくてつい新しい盆栽ちゃんの仲間を増やしてしまうものなのですね。それゆえ、置き場も増設しなければならなくなります。本で読んだり盆栽美術館や盆栽園で観察したところ、今回買ったもみじは夏の直射日光には弱いようです。遮光のためのネット(寒冷紗)を設置する場所も悩みましたが、ちょうど我が家の庭には山芋君がツルを元気に伸ばしてグリーンカーテンとなっています(朝顔でもゴーヤでもなく、我が家では山芋なのです)。そこで、それを利用し、日が当たる場所には直射日光に強い五葉松と石榴、グリーンカーテンの内側にもみじを置いてみました。うまい具合にポジショニングできました。目測で遮光率約60%です。(笑)

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【自己流盆飾り】

ちょうど翌日に来客の予定でした。客が来るとなると急に掃除をするものですが、良い機会ととらえてお片付け。(普段からできていればいいのですが。。)

今は夏、季節感を出してみようとチャレンジです。

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卓(しょく)を買って置き場所を確保する余裕は我が家にはないため、以前100均で買った竹のマットを敷き、主役のベニチガヤを置いてみました(植え替えたベニチガヤは夏草です)。引出物のカタログから選んだ南部鉄の高炉を先日購入した地板っぽいメノウの板の上に置き、駿河竹千筋細工の工房体験で作った虫かごを配置してみました。

正統派の盆飾りからは崩れており、ちょっと竹の明るい色が浮いていますが、そこはご愛敬。

玄関の靴箱の上が急にオシャレな空間となりました。身近な安いものだけでもできるものですね。